中本貴之さん(45歳)
家族構成: 妻、子2人
移住年: 1994年
前住所: 大阪府
職業: 漁師
洲本に親戚が住んでいたので、18歳のときに大阪から越してきました。そこで由良出身の奥さんと出会い、結婚を機に由良へ。それまで真珠核製造の仕事をしていましたが、漁師をしていた義父にならい、漁師に転身しました。
漁師の朝は早いです。毎日午前2時に起きて、45分後には出港。和歌山の方まで航走すると、底引き網漁で旬の魚を獲っていきます。11時ごろに港へ戻ると、獲れた魚をすぐに競りにかけ、13時からは配送の手続きや船の片付け。最後に網を洗い、一日の仕事が終わります。
由良の漁師は“働き者”と有名で、多少の天候不良でも誰かが沖に出れば次いで出て行くほどです。最近では全国的に由良産の海産物が美味しいと注目されるようになり、“由良ブランド”として高値で取引されるようになりました。
「由良弁」が分からなかったこと。淡路弁の中でも由良弁は難しく、勢いがあり言い方もキツイので最初は苦労しました。
生石公園にある「生石岬展望台」です。山のアップダウンはいい運動になるのでよく散歩コースとして歩いています。早朝は朝日がとてもキレイに見えてオススメです。山頂には由良要塞があり、戦時中の歴史を垣間見ることができます。
コンビニはなく、買い物ができるお店は小さなスーパー1軒のみ。大体の人は市街地まで買い物に行きますが、車で15分程度なのでそんなに不便さは感じていません。
保育所・小学校・中学校とあります。病院はクリニックが2軒ありますが、大体の人は市街地の病院へ通っています。
洲本ICや、淡路市方面の高速を利用して島外へ行くことができます。あまり島外へ出ることはありませんが、大阪まで2時間程で行けるので便はいいと思います。
漁師町で話し方は少しキツイけど、由良の人はみんな心が優しいです。人見知りをする人もいますが、話をすればみんな熱い人ばかり。
海があり、自然があり、静かで潮風の気持ちいいのどかな地域です。最近は由良で獲れる海産物が注目され、テレビ取材がよく来ています。
由良地区に暮らす移住者は3人程で、全員知り合いや身内の繋がりで越してきている人たちですが、私たちはいつでも歓迎します!
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