淡路島のおもしろいが集まるマーケット|AWAJISHIMA Sodatete Market

公開日 : 2023.08.15

 洲本市中心部には洲本市民広場という大きな芝生の広場があります。広場の周りには明治時代築のレンガ倉庫をリノベーションした図書館やレストランなどの施設が点在しており、おしゃれな雰囲気漂うエリア。そんな市民広場では毎月第4日曜日(6月から9月までは、毎月第4土曜日の夕方)にAWAJISHIMA Sodatete Marketというマーケットが開催されています。

今回は、このマーケットの立ち上げメンバーである、あわじしまマルシェ実行委員の代表のやまぐちさん、洲本市職員の前川さんにマーケット運営についてのアレコレをお伺いました。

ソダテテマーケット
前川美都子さん、やまぐちくにこさん
ソダテテマーケット
洲本市役所のロビーでお話をお伺いしました

マーケットを日常に

−まずはじめに、このマーケットをはじめた経緯についてお伺いしてもいいですか?

やまぐちさんソダテテマーケットについては、8年くらい前から構想がありました。当時関わっていた事業があり、ものづくりの発表の場があればいいなと思っていたんです。そんなことを、市役所の前川さんと話していたら、前川さんは市街地のにぎわいづくりをしたいと考えていると分かった。そして「市民広場でマーケットをやれば、両方の思いを実現できるんじゃないか!」となったんです。

その当時、島の各所で様々なマーケットが開催されつつあったんです。主催者に話を聞くと「毎回毎回、告知が大変」「認知度がなかなか上がらない」などの悩みを聞きました。だからこそ、自然に人が集まる市街地の中心、市民広場でやる意味があると感じました。コンセプトを「生産者さんやものづくりの人と直接会える、マーケットを日常に」と決めて、わざわざ告知しなくても来てもらえるよう、開催日を毎月第4日曜日で固定しました。

はじめるのは簡単だけど、続けるのはむずかしい

その後、マーケット開催にあたり、各地のマルシェイベントを視察したり、有識者にアドバイスをもらったりしながら、運営者数名、出店10店舗くらいの小規模からスタートしたソダテテマーケット。

やまぐちさん立ち上げメンバーはみんな熱意のある人で、スタートさせるまでは順調でした。何より、メンバーに色々なバックグラウンドをもった人がいたのが心強かった。市民広場は隣接するレンガ造りの建物を市の複数の部署が管理しているので、広場のどの場所を使うかによって、利用の手続きや条件が異なったりする。市民広場には目に見えない境界線や法的な規制などの分かりにくい部分があって、そういった部分は前川さんに助けてもらいました。

そして、いろいろなイベント主催者と話していて感じるのは、はじめるのは簡単だけど、続けていくのがむずかしいということ。何年も続いていたイベントが突然終わるのも見てきました。マーケットは続けていく中で少しずつ変えてきているところもあって、6月に開催して、暑すぎて無理ってなったのでナイトマーケットをはじめたり、お客さんには長時間滞在してほしいので、くつろげるように椅子とかテーブルを置いたりとか。

あと、回を重ねるごとに、出店者とお客さんだけでなく、出店者同士のつながりが出てきているのがおもしろいです。例えば、ジェラート屋と果樹園が繋がってコラボジェラートが出来たり、キッチンカーの出店者にキッチンカー導入について相談している人がいたり、イベント出店時の什器(テントや折り畳みテーブルなど)の情報交換が行われていたりもします。

ソダテテマーケット
イベントのオリジナルグッズ

やまぐちさん続けていくと、ソダテテマーケットの名前どおり、育って(笑)卒業される方もいます。その代わりに新しい出店者が現れて、なんだかんだ毎月、新規出店者がいますよ。店舗を持たない人もいて、マーケットで知名度を上げて、実店舗を構える方もいます。新規出店者の募集は公にはしていなくて基本的には、「出店者からの紹介制」となっています。紹介だと、紹介者がマーケットの理念を理解した上で、イベントの雰囲気に合いそうな人を紹介してくれるので、安心です。

ソダテテマーケット
記念撮影スポット

マーケットは人が繋がる場所に

前川さん 都合が付かなくて出店できない人からも 「今月は出店できないけど、遊びに行くわ〜」 というメッセージをもらったりするのが、嬉しいですね。マーケットを卒業した人が遊びに来てくれたり、転勤で淡路島を離れた人がマーケットに合わせて帰ってきてくれたりもします。来られる方は、子育て世代が多く、子連れで来て、お母さんは買い物、子どもは広場の木を登ったりして、自由に遊んでいますよ。出店者も子ども連れで出店している方がいて、マーケットと共に育っているので、みんなのお母さんのような気持ちです。

やまぐちさん確かに、木登りしている子供めっちゃ多い(笑)。

ソダテテマーケット
マーケットの様子

前川さん移住希望の人や移住された方が気軽に相談出来る場所にもなっているようで、移住してお店をしたい人が出店者に相談したりとか、人と人とがゆるやかにつながる場所になっているようです。

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そのような声を受けて、当市の移住相談窓口もソダテテマーケットに出店しています。https://sumo-navi.com/contact/

ソダテテマーケット
マーケット内の移住相談ブース

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やまぐちさん飲食系の出店は充実してきているので、飲食で起業したいという相談には乗れるのですが、農業系はまだまだなので、農家さんの出店を増やして、今後は新規就農の相談にも乗れるようになったらいいな、と思っています。

編集後記:私も移住したてで島の知り合いがほとんどいなかったとき、ソダテテマーケットに通うことで少しずつ知り合いが増えていきました。スタッフも出店者もフレンドリーな方が多くて、一人でふらっと遊びに行っても楽しいイベントだなと思います。島ではほとんど車移動で、徒歩で人に会うという機会が少ない中、毎月開催されるこのマーケットは、淡路島で人と人との出会いがある貴重な場所だと感じています。そんな広場にぜひ、あなたも立ち寄ってみませんか?

開催日時毎月第4日曜日の11:00~15:00
(6月から9月までは、毎月第4土曜日の16:00~20:00)
開催場所主に洲本市民広場
住所兵庫県洲本市塩屋1-1-17
公式サイトhttps://www.sodatetemarket.org/
入場料無料
駐車場450台(洲本バスセンター前駐車場)
アクセス神戸淡路鳴門自動車道 洲本ICから車で約15分
問い合わせ先あわじしまマルシェ実行委員会
https://www.instagram.com/sodatete.market/?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ
※掲載の内容は2023年8月取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、おでかけの際は事前にご確認ください。
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