市街地 小林力さん

小林力さん(31歳)

家族構成:夫婦、子2人

移住年:2021年

前住所:東京都東村山市

職業:個人事業主

移住のきっかけ

2019年に娘が生まれ、夫婦で今後の暮らし方を見直し始めたのがきっかけでした。

移住前は、夫婦2人とも首都圏で忙しく働いていたこともあり、子育てを通じて「将来の暮らし方」について話す機会が増えました。

・子どもたちと過ごす時間を大切にしたい

・働く時間を見直したい

・働き方や暮らし方よりよくしたい

今後も都心部で高い家賃を払いながら、忙しく働きつづける暮らしにワクワクしなかったので、環境を変えたいと思っていました。また、妻もわたしも地方出身であり、東京での子育てのイメージも沸いていませんでした。そのため、もっと自然が豊かな環境で子育てをしたいという気持ちが強くなったことで、地方移住を具体的に検討しはじめました。

洲本市を選んだ理由

妻の実家が兵庫県にあったことで、淡路島には何度か旅行で訪れたことがありました。

移住相談をしながら現地の様子も伺い、神戸からほどよく近く、海や山などの自然が市街地からも近い洲本市は、とても住みやすそうだと感じました。

また、当時勤めていた会社ではリモートワークで仕事はできていたものの、関西から都内の会社に勤務するレベルで居住地の自由が設けられているわけではなかったので、次の仕事探しも必要でした。移住を考えているタイミングで洲本市の地域おこし協力隊の募集が見つかり、ご縁をいただいたので、2021年4月に地域おこし協力隊制度を活用して移住しました。

洲本での暮らし

わたしは地域おこし協力隊と個人事業主、妻は公務員として新たに暮らしをスタートしました。

勤務場所が自宅から近いということもあり、夫婦ともに東京で暮らしていた頃よりも通勤時間が大幅に減って、時間的にゆとりができました。(とはいえ、引っ越してから長男が生まれ、子ども2人の育児は大変ですが…)

移住してからは、子どもたちと知り合いの農家さんの元で一緒に野菜を収穫したり、海で遊んだりして、自然に触れ合いながら子育てができています。

地域おこし協力隊について

現在は、洲本市南部にある千草竹原地区で、古民家を直したり地域の生業の支援をしたりしています。

東京では触れることさえなかったDIYの工具の使い方や重機の使い方、草木の自然や古の知恵など、面倒見のよい地域の方からたくさんのことを教えていただける毎日で、楽しく仕事ができています。

市街地のお気に入りの場所

赤レンガがオシャレな洲本市立図書館です。市民広場に隣接する建物をリノベーションした図書館で、たくさんの本が所蔵されています。

子どもたちと一緒に絵本を借りに来たり、おはなし会(絵本の読み聞かせ)を訪れたりしています。子どもたちも楽しく絵本を読んでいるので、生活エリアに図書館があって良かったなと感じます。

市街地ってこんなところ!

5段階評価を星の数でお答えいただきました

生活の利便性☆☆☆

洲本市は、市街地周辺に病院や市役所、スーパーや郵便局など、生活に必要な拠点が集約しています。市街地を中心に、車で15分圏内に必要なものが集まっているコンパクトな街になっていて、とても過ごしやすいと感じています。

病院や学校へのアクセス☆☆☆

兵庫県立淡路医療センターが市街地の中心部にある他、小児科や耳鼻科もあります。移住してからは医療センターで息子が生まれ、家から車で10分程の小児科には日々お世話になっており、アクセスしやすいと感じます。

都会へのアクセス ☆☆☆

洲本市からは高速バス一本で神戸三宮までアクセスできるので、交通の便に関しては島暮らしという感覚は少なめです。高速バスは、朝夕の通勤時間帯の運行数も想像していたより多く、使い勝手が良いです。

地域付き合いの濃さ

移住したての頃は賃貸物件に住んでいたので、良くも悪くも都会と変わらぬ人付き合いの距離でした。地域のイベントや清掃活動を通じて積極的に地域の方と交流することで、関係性が深まっていくような印象です。

田舎度合い ☆☆☆

市街地は都会と田舎の間くらいの田舎度合いだと思います。「山の中・海の近くで田舎暮らしを満喫したい!」という方は、市内で住む地区選びで工夫する必要があると思いますが、「大自然もよいけれど普段の生活の利便性も大事」という方には、市街地周辺に暮らすのがちょうど良いと思います。

移住希望者へアドバイス

移住するにあたり、移住先の表面的な情報はインターネットで比較的得やすくなっていると思います。それらの情報だけに頼らず、現地に訪れてご自身の目で確かめたり、現地の人とつながったりしておくとよいと思います。

移住前から人間関係を作っておくことで、移住後もスムーズに生活をスタートできますよー!

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